チャットレディ体験談、ミナ・28歳の場合

夫婦生活は、長くは続かなかった。

思い描いた幸せの家庭は、叶う前に、音を立てて崩れ去ったのだった。

ミナ(28歳・埼玉)は、世間一般で言う所の「バツ1」という称号を、一夜にしてその手にする事となった。

理由は、夫の浮気がその発端。

結果的には夫に否がえる様に思えるが、その疑惑をミナが察した際に、うっかり挙げた手が夫に流血傷を追わせてしまっため、具合は悪かった。

ミナへの慰謝料は、不運にもほとんど払われぬまま、別れの日が訪れたのである。

失意に暮れるミナ。

まだ残っていた、独り身の時に過ごしていたマンションの鍵を開け、身を寄せる事にした。

ミナには希望も金も、何も残ってはいなかった。

だが、それでも生活するためには金が必要。

インターネットを新たに開設し、パソコンで仕事を探す事にした。

そして失意の底で決心した、ミナの始めた新たな仕事とは。

それが「チャットレディ」だった。

何よりも嬉しかったのは、「自宅で仕事が行える」と言う事。

今のミナにとって、屋外の光を浴び、他人と接する事だけでさえもが、とてつもない苦痛として感じられるからだ。

ライブチャットを通じて男性と会話をして、その報酬を手にする。

そんな簡単な作業が、救いとなった。

そして突如訪れた、独り身の孤独を紛らわす事にも、そのチャットレディの仕事は一役買ってくれた。

偶然にも、今のミナに一番相応しいと言っても過言では無い、そんな仕事と出会えたのだった。

ミナのやる気は半端な物ではなかった。

ほんの数ヶ月で、ライブチャットで得る額はなんと月に100万円をも上回っていた事からも、そのやる気が伺える。

自分の人生は自分で進む。

そう言わんばかりに、ミナはチャットレディの仕事に明け暮れた。

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