そのスピード能力でファンの大きな人気を集めた中距離の名馬

第5回のマイルチャンピオンシップを制覇したサッカーボーイは、同世代にオグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンの平成3強と呼ばれる名馬がいましたが、尾花栗毛の派手な馬体と、長らく破られることの無かった函館競馬場の日本レコードを保有し、そのスピード能力でファンの大きな人気を集めた中距離の名馬です。

平成3強と比較すると、GⅠ勝利数などで見劣りのする成績だったサッカーボーイですが、平成3強が種牡馬としてはいずれも失敗に終わったのとは対照的に、見事に成功を収めるのです。サッカーボーイの引退時には、当時内国産馬を繋養していなかった(内国産馬を繋養しないという方針だった)社台スタリオンステーションがサッカーボーイを繋養したのは恐らく素人では見抜けない種牡馬としての素質を認めたからでしょう。

サッカーボーイの代表産駒と言えば菊花賞を制覇しクラシックでも活躍したナリタトップロード。更に菊花賞、春の天皇賞、宝塚記念を制覇したヒシミラクルがいます。サッカーボーイ自身は中距離で結果を残した馬でしたが、血統を見るとファイントップからディクタスに繋がるスタミナ豊富な血を持っていたサッカーボーイ。自身は中距離馬でしたが、その仔たちが見事の血に潜んでいた力を見せてくれたのです。また牝馬の産駒にも秋華賞馬のティコティコタックがおり、ヒシミラクルの印象とあいまって穴をあける種牡馬というイメージを持っている競馬ファンも多いと思います。

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