短距離馬は記録にしか残らない
伝説の馬と言われて、競馬ファンの皆さんはどの馬を思い出すのでしょう?いまアンケートなどをとってみると圧倒的にディープインパクトになるのでしょうか。やや前の世代ならラムタラであったりナリタブライアンを口にするかもしれませんし、もっと古いファンならばシンザンやマルゼンスキーの名前を挙げるかもしれません。いま馬名を挙げた馬は間違いなく伝説の馬と呼ばれるに相応しい馬たちですが、よく馬名から成績を連想してみると短距離馬がいないことに気付くかも知れません。
「短距離馬は記録にしか残らない」という言葉があります。これは短距離馬は記録には残っても人々の記憶には留まらないということを示した言葉です。確かに短距離馬として一定以上の地位を築き、いまでも語られる馬としてタイキシャトルやニホンピロウイナーが居ます。が、しかしインターネットの競馬記事などのコンテンツで紹介されたり、誰かがとった馬券に絡んだ話であったりして、あまり名馬としての話のなかで思い浮かんでくる馬では無いようです。
競馬雑誌や競馬予想会社のコンテンツに「好きな馬」に関するランキングが数年に1度くらいの割合で掲載されたりしていますが、まず短距離馬と呼ばれる馬たちが上位トップ10に入ってくることはありません。どうしても人々の頭のなかには単純な速さだけでは無いものを求めているのでしょうか。人間の陸上の世界だと花形は短距離である100m走だったりするのに不思議なものです。

